盛岡市の十六羅漢には二十一体の石仏が


盛岡市鉈屋町にある十六羅漢を見てきましたよ。
まず石仏を数えてみると21体ありました。
なぜ十六羅漢なのかなと思い看板を見ると…

この地は、市内寺の下祇陀寺の末寺宗龍寺のあったところで、境内に案置されている石像は十六羅漢像と五智如来像(大日如来、釈迦如来、多宝如来、阿弥陀如来、阿閦如来)の合計21体で丸彫りの巨石群として有名である。
南部藩の四大飢饉といわれる、元禄、宝歴、天明、天保の大凶作のとき多くの餓死者が出たが、その供養の為に祇陀寺十四世、天然和尚がこの石造の建設を発願し、南部領内から供養喜捨を得て、その浄財で天保8年(1837)10月工事に着手した。
そして紫波郡飯岡山から石材を切り出し、藩の御用職人が3年間を要して、あら刻みをおこない、仙北町、青物町付近の若者達の奉仕で北上川で舟を運び、更に川原町、鉈屋町を経て宗龍寺に送り入れ、最後の仕上げをしたという。
この運搬だけで半年を要したといわれ起工から13年目の嘉永2(1849)6月、天然和尚の愛弟子にあたる仙北町長松寺十三世泰恩和尚のときにようやく竣工をみるに至った。
宗龍寺は、明治維新後、祇蛇寺に合併されて廃寺になったが、明治17年(1884)11月の大火で灰になり、現在は21体のこの石造群を残すのみとなったのである。

と記載されており、16体の羅漢と5体の五智如来から成り立っているとからと知りました。

石仏を一体一体見ていくと、それぞれに特徴があっておもしろいです。

ちょっとお顔が怖い石仏も…

らかん児童公園が隣接されていて、子供たちが遊ぶ遊具もありました。

十六羅漢の歴史ある石像に手を合わせに来てみませんか。


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